AIに何百の声を要約させて、わかった大事なこと― みらい議会「トピック機能」ができるまでの要約
チームみらいが、みらい議会で集めた市民の声をAIで整理して見せる新機能「トピック機能」を公開し、その開発の裏側を紹介しました。
チームみらいの「みらい議会」に、新しい機能「トピック機能」が登場しました。AIインタビューで集まったみなさんの声を、AIが見やすく整理して公開する仕組みです。この記事では、開発を担当した3人が、その中身と作った理由を語っています。
みらい議会は、難しい法案をニュースのように分かりやすく伝えることから始まったサービスです。
- 2026年3月からは「AIインタビュー」をスタート。AIが「あなたはどう考えますか?」と一人ひとりに問いかけ、さらに深掘りして意見を聞き出します。
- 公開してみると反響は大きく、インタビューは約5,000回、やり取りされたメッセージは10万件を超えました(2026年6月時点)。
集まったたくさんの声を、AIがいくつかのトピック(話題のかたまり)に整理して見せる機能です。
- 法案ごとに「どんな期待や懸念が寄せられているか」という全体像が、ひと目で分かります。
- そして必ず、その隣に実際に語られた“生の声”を添えています。
- 例えばある法案では、「100人にインタビュー → 400件の意見 → 40のトピックに整理」といった形になっています。
膨大な声を見渡せるのに、たどれば一人ひとりの回答の全文まで読める。そんな設計です。
これまで、集まった声は党の内部で分析に使われるだけで、声を寄せてくれた人たちには、うまくお返しできていませんでした。
そこで、市民・専門家・現場の当事者など、立場の違う誰もが受け取れる形で公開したい、という思いから開発が始まりました。声を開いて返すことで、新しい論点が見つかったり、対話がもっと豊かになることを期待しています。
最初は「AIの要約を並べれば使いやすいはず」と考えていました。ところが、要約だけだと目が滑ってしまい、あまり気持ちが動かないことに気づきます。同じ内容でも、生の声のほうが心に響くのです。
そこで方針を大きく変えました。たどり着いた考え方が、「要約は索引、主役は生の声」です。AIは膨大な声を整理する“目次”の役割。本当に価値があるのは、人が自分の言葉で語った一次情報(もとの生のデータ)のほう、という位置づけです。
チームみらいが目指すのは「デジタル民主主義」です。むずかしく聞こえますが、やりたいことは「聞く・活かす・伝える」をぐるぐる回し続けることだといいます。
- 今回の機能は、集まった声を社会に開いて返す「小さな歯車」のひとつ。
- この歯車が回り始めることで、対話が党の中だけでなく社会の側でも深まっていく、と期待しています。
開発チームは「小さくても、ここが回らないと先の循環も回らない」として、今後も一つずつ歯車を増やしていくとしています。