いまきたみらい
2026年8月22日·その他

投票アプリ「みんなのRCV」徹底解説の要約

チームみらいが優先順位付投票(RCV)を体験できる無料アプリ「みんなのRCV」をリリースしました。

チームみらいの永田町エンジニアチームが、順位をつけて投票する新しい投票アプリ「みんなのRCV」を無料で公開しました。1位だけを選ぶふつうの多数決とは違い、2位・3位まで順番をつけることで、より多くの人が納得できる結果を出せる仕組みです。

RCV(優先順位付投票)ってどんな仕組み?
  • ふつうの多数決は「1つだけ選ぶ」方式です。でも票が割れると、実は多数派が望んでいない結果になることがあります。
  • RCV(Ranked Choice Voting)は「良い順に並べて投票する」方式です。1位票だけで過半数が決まらない場合、最も票が少ない候補を除外し、その票を投票者が次に選んだ候補へ回す、という手順を繰り返します。
  • 記事では「卒業旅行の行き先決め」を例に紹介しています。多数決では「富士山」に決まるところが、RCVでは「みんなが2番目に良いと思っていた温泉」に決まる、という逆転が起きることを示しています。
なぜ死票が問題なの?
  • 落選した候補への投票は「死票(結果につながらなかった票)」と呼ばれます。
  • チームみらいの試算では、1つの選挙区で1人しか当選しない小選挙区で、死票は1996年以降ずっと得票全体のおよそ半分にのぼり、直近の2026年衆院選でも約2,735万票(48%)が死票だったといいます。
  • 「自分の1票は無駄になる」という感覚が、投票そのものへの関心を薄れさせているのではないか、と記事は指摘しています。
アプリ「みんなのRCV」でできること
  • アカウント登録なしで、誰でも無料でRCV投票を開催できます。
  • お題と選択肢(2〜40個)を入力するだけで、参加用URLと管理用URLが発行されます。
  • 参加者はスマホでも順位をドラッグして並べ替えるだけ。締切後には、票がラウンドごとにどう移動したかを再現する「開票のドラマ」も見られます。
  • 会場での発表向けに、16:9のプレゼン専用画面も用意されています。
チームみらいがRCVを提案する理由
  • チームみらいは、衆議院の選挙制度改革案(選挙のルールを見直す提案)の一つとして、小選挙区へのRCV導入を提案しています。
  • 理由は主に3つです。①死票を減らせる、②「当選しそうにないから」とあきらめずに本命の候補へ率直に投票できる、③候補者同士が敵対するより多くの人から2位・3位に選ばれようとするため、中傷合戦や分断を防ぐ効果が期待できる、というものです。
  • 「制度の説明だけではなかなかピンとこない」という反省から、まずは体験してもらうためにこのアプリを無料公開したと説明しています。ソースコードもオープンソース(AGPL-3.0)で公開されています。