2026年4月15日·衆議院·委員会
【全文】衆議院 外務委員会質疑/土橋章宏(2026年4月15日)の要約
会話形式(原文ベース)
- 土橋章宏チームみらいの土橋章宏です。今日は、質問の時間をいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、およびの在り方についてお伺いいたします。 現在、日本は各国に対してを実施しておりますが、近年はを推進する中国と競合するケースもよく見られます。中国は、インフラ整備に加え、教育支援などもしっかり組み合わせることで、影響力を拡大しております。 こうした状況を踏まえると、日本のにおいても、従来の慈善という位置づけにとどまらず、投資としての側面をより明確にし、インフラだけではなく、教育支援や産業支援をでセットして、より市場開拓にシフトしていく必要があるのではないかと考えます。 そこで、お伺いいたします。政府は、およびの活動について、慈善と投資、いずれとして位置づけているのか、また、今後どのような方向性で運用していくのか、ご見解をお示しいただきたいと思います。
- 茂木外務大臣を通じて国際社会の平和と繁栄に貢献するということは、資源の安定供給の確保にも直結し、ひいては、わが国の平和、安定、さらなる繁栄といった国益にもつながると考えております。 道路をはじめ日本の支援で整備をされたインフラは極めて質が高いと、供与国からも高く評価をされておりまして、これが日本への信頼にもつながっている。あるで、日本が20年前に整備した道路と、違う国が10年前に整備した道路を比べてみますと、日本が20年前に造った道路はまったくひび割れていないんですよ。一方で、違う国が造った道路は10年前なのにかなり亀裂が入っているということで、こういったことからも、日本のやはり質の高いインフラ整備というのは高く評価されているんだと思っております。 さらに、今後は、相手からの要請ベースだけではなくて、こちらから積極的にの協力であったりとか、民間投資を促す新しいの仕組みも使うことによって、等の重要課題にも対応していきたいと思っております。 このように、委員ご指摘のとおり、は単なる善意ではなく、将来に対する投資であると考えておりまして、引き続きの戦略的かつ効果的な活用を進めていきたい、こう思っております。
- 土橋章宏ごありがとうございました。 投資といいますと、ちょっとお金もうけかというふうな印象もあると思うんですけれども、日本人というのはお金もうけを悪いことと捉えがちなんですけれども、そういった日本のよりよい商品を幅広い国に買っていただくということは、すごく双方にとってメリットがあります。 一方、宣伝費をたくさんかけたような国が、あまりいいとは言えない商品をたくさん売っているというような状況もありますので、こうした日本がを投資という側面も捉えまして、どんどんと経済発展をしていくといったことも私は大事だと思っております。
- 次に、日本のコンテンツの海外販売についてお伺いいたします。 政府は、日本発コンテンツの海外売り上げを20兆円に拡大するという明確な目標を掲げており、半導体や鉄鋼に匹敵する輸出産業として、経済の柱とすると発表しております。しかし、日本のコンテンツ産業は高い創造力と品質を有している一方で、商業転換がちょっと十分とは言えず、海外市場において他国に後れを取っています。いわゆる、技術で勝って産業で負けるという状況になっているかとも思います。 私自身も映画脚本や小説、漫画原作を手がける作家として働いていましたが、その制作現場においては、もっと作品を海外で売っていきたい、国産ので広く配信したいという声をよく聞きました。 そこで、お伺いします。外務省として、日本文化の紹介にとどまらず、日本のコンテンツの販売促進という観点からどのような取り組みを行っているのか、お聞かせください。また、が現地の需要を把握し、日本企業へするなど、いわばとして機能する可能性についてどのようにお考えか、併せてご見解をお伺いいたします。
- 渡邊政府参考人お答え申し上げます。 ご指摘のコンテンツでございますが、の下、17の戦略分野の一つに位置づけられておりまして、今や日本の基幹産業の一つという認識でございます。 外務省としましても、日本文化の紹介にとどまらず、日本のコンテンツ産業の海外展開を戦略的に後押しする観点から、成長戦略の議論に積極的に関与するとともに、さまざまな取り組みを行ってございます。 具体的には、首脳会談を含む外交機会を活用し、日本のコンテンツ産業の海外展開に向けて、各国ハイレベルとの間で海賊版対策を含む連携協力を推進してございます。また、の戦略的な活用、との連携やの活用を通じ、日本のコンテンツ産業の海外展開に資する環境整備も進めてございます。 ご指摘のあった現地の需要把握や日本企業への情報提供につきましては、が有する人的ネットワークを最大限に活用し、情報収集や日本企業へのを実施してございます。
- 土橋章宏ごありがとうございます。 私も、いろいろな活動をされているとお聞きしまして、たとえば現地でのテレビでの配信とか、放送、放映とか、いろいろやっておられると思うんですけれども、やはり、もっと宣伝していくといいますか、たとえばチャンネルをどのチャンネルで配信するのかとか、たとえば日本でも1チャンネルと8チャンネルでは、どっちかというと1から順番にチャンネルを変えられるみたいなこともありますので、そういった細かい点でも、商売の芽といいますか、宣伝、どうやって日本のコンテンツを広げていくかということを考えていくのも必要だと思います。 たとえば、海賊版とかもすごくあると思うんですけれども、海賊版に対抗するには、もちろん、ロイヤリティーとか、の知識を高めるということも必要だと思いますが、短期的にはなかなかうまくいかないときもありますので、そのときは、ネットで無料で日本のアニメを流すことによって、たとえば、海賊版というのは画質が悪いし翻訳もいいかげんなことがありますので、そういった無料の日本のアニメを流していくことで、どんどん日本のコンテンツを広めていったり、また、コミック、漫画本をちょっと配ってみたりとか、日本の、昔でも、紙芝居をやってあめ玉を配るみたいなこともありましたけれども、まず、日本のコンテンツを見るということに対してがあるとすごくいいと思うんですよね。 そういったを官民一体となってやっていくこと。日本のアニメとかコンテンツ、ゲームもそうですけれども、すばらしいものが多いですので、そのすばらしいものを販売していく、宣伝していく、そういったところをもっとこれから力を入れていったらいいのではないかなと私は考えております。
- そこで、次の質問ですけれども、コンテンツを活用した国際協力の可能性についてお伺いいたします。 私は先週、の議連に参加し、インドでの母子手帳の普及やモンゴルでの給食の技術支援など、すばらしい活動を知りました。そんな中で、識字率の低い国で教育に漫画を用いることがあると聞きました。たとえば、その漫画の中に、日本のITを絡めていくといったようなことも可能なのでしょうか。お聞きします。
- 今福政府参考人お答え申し上げます。 議員ご指摘のコンテンツ分野、これにつきましては、日本が強みを持つものでございまして、を活用して、日本企業の海外展開に資する環境整備、これを戦略的に行っていくことは重要な点であると考えております。 たとえば、今委員からもご指摘ございましたとおり、によって、相手のテレビ局の機材整備を行うとともに、あわせて、わが国のコンテンツ、番組コンテンツを供与するというような試みもこれまでもやってきておりますし、そういった観点からコンテンツの発信強化に取り組んできております。 また、あと、今、IT等で組み入れてというお話がございましたが、そういった今申し上げたような試みの中で、たとえばは、人気キャラクターや絵本、あと漫画といったものを活用して、手洗い等の衛生啓発活動、そういった身近なところで日本のキャラクター・コンテンツといったものを感じ取ってもらえるような活動をしてきておりますし、また、教育や女性の社会進出といった社会課題の解決、こういったところに漫画等を使って進めるような取り組みを推進してきております。
- 土橋章宏ありがとうございます。 今、コンテンツの方でもすごく日本語翻訳のAIの技術が進んでおりまして、特に、最近では、今年か来年には日本語と外国語の翻訳がペラペラになるのではないかというような感じの状態にあります。 今までは、日本のコンテンツを海外に売っていくときに、どうしても日本語の障壁というのが、日本語の言語障壁というものがありまして、それでやはり日本のコンテンツを売っていきづらいというのがあったんですけれども、たとえば、これまで外務省の方でいろいろな翻訳をなされていると思うんですけれども、そういった翻訳のデータをAIに学習させて、そういったAIの学習機能で翻訳を自動的にやっていくことで、日本のコンテンツの普及がかなり早くなると思います。そういったテクノロジーで産業構造をアップデートしていき、そうしてコンテンツの普及を考えることが重要と考えます。 たとえば、コンテンツで外貨を稼いでいくという考えを私は非常に推しておりまして、たとえばなどでいろいろ日本経済を守るということも大事ですけれども、やはり、外貨を獲得していけば円安も是正されますし、それが物価対策にもなります。また法人税収が増えれば、減税をしたり、社会保険料を引き下げたりといったことも可能になると思います。 今、日本人の1億人の市場だけではなく、世界の70億人の市場をターゲットにするには、官民がチーム一丸となって産業に取り組んでいくことが不可欠だと考えます。 またコンテンツを通して、ルールを守る、人の気持ちを考えるといったような日本の文化が伝わっていけば、良好な獲得につながるのではないかと思います。ルールを守れる人が日本に来られれば、摩擦も少なく、たとえば少子化による労働不足も解消する一手となり得るのではないでしょうか。 そういった提言をさせていただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。