いまきたみらい
2026年5月15日·衆議院·委員会·外務委員会

【全文】衆議院 外務委員会 質疑/宇佐美登(2026年5月15日)の要約

会話形式(原文ベース)

  • 宇佐美登
    ありがとうございます。チームみらいの宇佐美登でございます。本日も質問の機会をいただき、誠にありがとうございます。 まず最初に、最新の中東情勢について大臣にお伺いしたいと思います。 昨日、緊急記者会見を茂木大臣にしていただいておりますけれども、をタンカーが通過しましたよということでございます。政府としては企業名とかを言えないということですけれども、もうメディアでは載っているとおり、ENEOSさんのタンカーなんですけれども、社長が「政府関係者の尽力に深く感謝」というコメントもおっしゃっているとおりでございまして、これは聞き及ぶに、高市総理、そして茂木外務大臣、さらには、今日ここにもいらっしゃるかと思います、またこれを聞いてくださっている外務省の、また省庁を超えて、政府皆さんのご努力だと思っております。心より敬意を表したいと思います。 この点も含めて、日本関係船舶の通航安全の現状、さらには米国とイランの主張に大きな隔たりもある中で、日本として最善を尽くしていただいていると思っておりますけれども、外務大臣、茂木さんの見解をお伺いしたいと思います。お願いします。
  • 茂木敏充 外務大臣
    まず、ご指摘のペルシャ湾に滞留をしております日本関係船舶の状況につきましては、4月の29日、そしてご指摘の、昨日の午後でありましたが、日本関係船舶の通過が実現できたわけであります。 これを行うに当たりましては、イランに対して、首脳、外相レベルをはじめ、あらゆる機会を通じて直接の働きかけであったりとか、現地の塚田大使をはじめ、さまざまな調整を行ってきたところであります。をはじめ、関係の省庁とも連携をして取り組んできましたが、正直言って相当大変だった、これは間違いないところであります。 ただ、ペルシャ湾内には今もなお日本人3名が乗船する船舶1隻を含めまして、39隻の日本関係船舶が残っております。今のところ日本人の乗務員は3名ということになっておりますが、いずれにしても、そういった船舶も含めまして、すべての船舶の1日も早いの通過の実現に向けて、あらゆる外交努力、調整を積極的に続けていきたいと思っております。 世界地図で見ますと本当に狭いというか小さなが、実質的に通過できない、こういう状況によって、原油だけではなくて、を含め、さまざまなものが供給できない。それによって、医療の現場であったりとか、さまざまなプラスチック製品をはじめ、国民生活にもいろいろな形で不安というのも広がっているのも事実でありまして、今、しっかり代替の調達も含めて原油等の確保に努めているところでありますけれども、まさに外交というもの、そして国際秩序の安定というものが国民の生活に極めて密接に関わっているんだな、、ふだん多くの国民がそんなに意識をしないところの状況が、国民生活そのものに影響しているんだなと。 今、地方ですと、ごみ袋、ごみのプラスチックの袋ですけれども、有料なんですけれども、これが足りない、こういった状況も生まれているようでありまして、こういった中で、我々の仕事も国民生活に関わっているんだ、こういう強い思いを持ちながら、また邦人の救出も含めて努めていきたいと考えております。 そして、今の交渉の状況でありますけれども、宇佐美委員もご案内のとおり、1979年の以来47年ということになるわけでありまして、もう相当長い間の対立というのがあるわけでありますが、事態の鎮静化に向けて、日本としても外交努力を続けていきたいと思っております。 もちろん、3月の日米首脳会談の際にも、事態の早期鎮静化が必要である、こういったことは率直に日本の考え方を伝えさせていただいたところでありますし、イランに対しても、長年の関係を生かして、私自身、アラグチ外相とは5回、先週は、私がケニアにいるときに、電話したいというので、ケニアから電話会談をやったところでありますけれども、5回電話会談を行いまして、高市総理とペゼシュキアン大統領の間でも2回の電話会談というのを行っております。 日本としては引き続き、米国とイランの協議の再開、さらには、パキスタンも相当頑張ってくれている、こういったの努力、こういったものを後押ししながら、国際社会と緊密に連携をして、できる限りの外交努力を続けてまいりたいと考えております。
  • 宇佐美登
    ありがとうございます。本当にふだんから激務でいらっしゃる茂木大臣ですけれども、さらにこの数か月は、職員の皆さんを含めて、寝る暇も本当に少ない中でのご活躍に、心より感謝と敬意を申し上げたいと思います。 一方で、先ほど、私の隣の席の木下議員とも話していたんですが、私の周りもそうですし、木下さんも、もしくは、各選挙区地元の皆さんたちからも、先ほどのごみ袋の話もそうなんですけれども、左官屋さんで、ご親族にいて、塗料がなくて困っているとか、私も、大田区の建設組合の皆さんからも、この前までは企業同士で融通していたけれども、6月になるともうない、仕事は依頼は来ているのに、材料がなくてできないので困っているんだと。 テレビを見ると、若しくはメディアだと、もうそこは何とか解消していますという話があるんですが、現実は、皆さん方、選挙区の方々からゴールデンウィークも通じてお声を聞いているとおりで、本当にいろいろなところで困っているというのも事実ですので、今後とも、外務大臣を筆頭に、皆さまのご努力を心よりお願いしたいと思います。 さて、今度は、今回の法案の一つでございます、その一角であります関連についてお話を、質問をさせていただきたいと思います。 これは、新幹線もそうなんですけれども、郵便の仕組みも本当に世界に誇るべき仕組みの一つになっていると私は思っています。この海外展開を支援しているわけでございますけれども、これまでの取り組みとその成果、そして我が国の経済成長にどうつながったのかということを、総務省からお答えいただきたいと思います。
  • 牛山智弘 総務省 情報流通行政局郵政行政部長
    お答え申し上げます。総務省では、我が国の郵便に関連する優れた技術・システムの提供を通じ、新興国、途上国における郵便の改革を支援する取り組みを進めてございます。 その結果、たとえばベトナムにおきましては、総務省が日本企業と連携して働きかけた結果として、日本郵便がベトナム郵便から2015年から5期にわたりコンサルティング契約を受注したほか、ホーチミンの新に日本企業製のが納入されるなどの成果が上がってきているところでございます。 郵便分野における海外展開は、日本郵便を含むさまざまな日本企業が新たな市場に進出することにつながり、その結果、我が国の経済成長につながるものと認識してございます。 総務省といたしましては、引き続き、日本型郵便インフラシステムの海外展開を推進してまいりたいと考えております。
  • 宇佐美登
    ありがとうございます。そうですね、どんどんどんどんお手伝いいただきながら、コンサルティングをやっているわけでございますので、日本のシステムはいいよといったら、今度はナンバーの読み取り装置とか区分装置とかそういったもの、日本のすばらしいメーカーたちがいらっしゃるわけですから、その皆さんたちをもっとうまく応援してください。ぜひお願い申し上げたいと思います。 そして、三つ目の質問ですけれども、またがらっと変わりまして、先日、4月10日の本委員会で、たぶん日本の国会では初めて、私、の最新AIののお話をさせていただきました。以後、我々チームみらいの仲間たち、安野党首を含めて、各委員会でこのAIの問題、非常に脅威なんだということをお伝えさせていただいております。 そんな中で、1秒でも早い対応というものを我々は要請してきましたが、今月12日に高市総理から対策検討の指示が出されたと聞き及んでいます。 この対応速度は、これまでの日本の政府の流れを見ていけば、遅くはないほうなんだと思います。ただ、今回のような本当に危機、脅威ということを考えたときには、この対応速度は私は極めて危ういんだと思っております。 たとえば、他の国では約1週間ぐらいで対応をして、および米国との交渉を始めたりしているんですね。 そんな中で、たとえば金融については、昨日、作業部会というものも行われたと聞いておりますけれども、まず、全体として、最新AIのアクセス権の有無、そして、国家の安全保障および経済協力の決定的な格差を生むと考えられる中で、事前審査、早期アクセスの枠組みに同盟国である我々日本が参画する、あるいは同様の特権的アクセスを確保する交渉はどうなっているのかということを、)のほうからお答えいただきたいと思います。
  • 関口祐司 内閣官房 内閣審議官
    お答えいたします。AI技術は急速に進展・普及してございまして、にAIが悪用されることで攻撃のスピード・規模が劇的に増加するなど、における脅威に直面している状況であると認識してございます。その中で、より性能の高いAIを対策に活用することで、我が国のさらなるサイバー対処能力の強化が期待できます。 このため、先月、を公表して以降、は、関係省庁とも連携しながら、関係企業や外国政府機関との情報交換をはじめ、迅速に取り組んできたところでございますが、我が国のに係るやり取りでございますので、その詳細を申し上げることは差し控えさせていただきます。 また、先日、総理からご指示がございましたが、そのご指示を踏まえて、AI性能の高度化を踏まえた政府全体としての対策の具体化・実施を早急に進めることとしてございます。今朝、松本が公表されましたとおり、週明け18日の月曜に関係省庁会議が開催され、対策パッケージについて議論が行われる予定でございます。 いずれにしましても、フロンティアAIモデルによる性能が向上する中においても、国民の皆さまや民間企業の皆さまの安全、安心が確保されるように、全力を挙げて対応してまいります。
  • 宇佐美登
    ありがとうございます。今日、大臣が、そういうお話がありましたけれども、やはり人が足りていないですよね、さんは多分。全体としても人が足りないので、ぜひ、与党の皆さんたちも聞いていらっしゃるかと思うので、ちょっと人の増員、民間も含めて、一刻も早くしないと本当にさらなる大きな脅威になっていくので、ともに、与野党を超えて、国家のために努力をさせていただきたいと思っています。その中でも、特に金融業界においてはの脅威は大きいと存じております。そんな中で、金融庁の現在の対応、今後の方針について、昨日の作業部会を含めてお答えいただきたいと思います。
  • 大城健司 金融庁 総合政策局参事官
    お答え申し上げます。委員ご指摘のをはじめとする最先端AIモデルの脅威やその対応につきまして、金融庁では、4月24日、片山金融担当大臣の主宰により、AI脅威に対する金融分野の対策強化に関する会議を開催いたしました。 また、昨日5月14日でございますけれども、金融業界、IT事業者および政府等が共通の理解を持ち、先を見据えた対応を検討していくため、実務者レベルの作業部会も開催したところでございます。この作業部会におきましては、AIの進展が金融分野にもたらす脅威を踏まえ、情報の把握からまでの迅速化でありますとか、発生時の備えなど、金融機関において取り組むべき実務的課題について議論を行ったところでございます。 AIの技術動向や脅威の変化が極めて速いことを踏まえまして、今後も、引き続き、政府全体の取り組みとも連携をしつつ、また、作業部会の参加組織等との間で機動的かつ継続的なコミュニケーションを行いながら、スピード感を持って対応してまいる所存でございます。
  • 宇佐美登
    これもマスコミ報道ですけれども、はこのを使えますよという、アクセス権を得たというような報道もありますけれども、より、やはり今、ネット銀行が利用率もすごく高くなっていくわけでございますので、以外も、いち早くこのを使って、自分たちのシステムが問題ないかということをしっかりとチェックできるような仕組み、ぜひ、金融庁さんの方のご努力もお願い申し上げたいと思います。 さて、最後の質問ですけれども、今申し上げたように、の衝撃は、単なるITの進化ではありません。サイバー空間における、誤解を恐れずに言えば、核の出現に等しいと私は思っていますし、そういう形のニュースが世界で流れております。 物理的なの封鎖と同様に、AIによる金融インフラ網の沈黙は、一瞬にして我が国を麻痺させるということになります。そんな中で、やはり米国との交渉は、もはや単なる技術協力ではなく、21世紀の日米の相互防衛の要だと私は思っております。 技術的な隷属を避け、そして対等な同盟国としてこのフロンティアをともにリードしていく、そのための外務大臣としての戦略的覚悟、そして、あわせて、これは世界中の話ですから、の政府方針という意味で、茂木大臣よりお答えいただきたいと思います。
  • 茂木敏充 外務大臣
    委員が先ほどからご指摘をいただいております新しい技術、まさに技術的な(驚異的な成長や発展)ということになるんだと思います。それは、マイナス面も大きいわけでありますが、一方でプラス面もあるということで、それをどうマネージしていくかという観点が極めて重要だと思っております。同時に、スピード感を持ってやっていかなければならない。 分野において、日米間でも、等を通じまして、サイバー分野の二国間協力であったり、悪意のあるサイバー活動への対応のための議論を深めているところでありまして、引き続き、この分野における日米協力を着実に進めて、日米同盟の抑止力・対処力の強化にもつなげていきたいということを考えております。 加えまして、サイバーの脅威には、どの国も一国だけで対応するということはできないわけでありまして、自国の体制・能力の強化とともに、同盟国・と連携して対応していくことが必要だと考えております。 こういった観点から、外務省として、情報収集、分析の強化、攻撃者の特定とその公表、さらには、法の支配を推進するための国際的なルールの形成、さらには、開発途上国、こういった国々でのを強化するための能力構築の支援にも取り組んでいきたいと思っております。引き続き、我が国はサイバー対処能力強化の観点からも必要な対応を進めていきたいと思っておりますし、どううまく使っていくか、しかも、変化が激しいですから、スピード感を持ってどう対応していくかということが極めて重要だと思っております。
  • 宇佐美登
    ありがとうございました。 今でも激務の中、恐縮ですけれども、この点についてもご尽力いただきますようお願い申し上げて、質問を終わります。 ありがとうございました。