【全文】衆議院本会議 質疑/国会対策委員長 峰島侑也 (2026年3月26日)の要約
峰島侑也議員が衆議院本会議で日米首脳会談の成果・ホルムズ海峡への艦船派遣・共同投資の利益分配など6つのテーマについて質疑をしました。
2026年3月26日、チームみらいの峰島侑也・国会対策委員長が衆議院本会議で、高市早苗内閣総理大臣に対してトランプ大統領との日米首脳会談に関する6つの質問をぶつけました。
峰島議員は、730億ドル規模の対米投資など具体的な成果がある一方で、気になる点も指摘しました。
- 対中政策のすり合わせが先送りされた
- 利益分配が日本に不利な構造になっている
高市総理は「日米同盟の質を高め、国益と国民の安全に資する充実したやり取りができた」と肯定的に評価しましたが、具体的な課題への回答は薄い印象でした。
トランプ大統領が「必要なときは(日本が)助けてくれる」と発言したことを受け、峰島議員は「米国から正式に要求されたらどうするのか」と迫りました。
高市総理の答えは「仮定の質問には答えられない」というもの。ただし「憲法上の制約があることは米側に説明済み」とも述べました。
ここが今回の質疑の核心の一つです。日米共同投資の枠組みでは、利益分配が「最初は50対50、その後は米国90対日本10」になるとされています。
峰島議員は「日本が資金を出すだけで、利益はほとんど米国に渡るのでは?技術も移転されるのか?」と問いました。
総理の答弁によると、日本のJBIC(国際協力銀行)やNEXI(日本貿易保険)の支援は日本企業が機器納入する場合に限定され、知的財産の供与はプロジェクトごとの合意次第とのこと。
南鳥島(東京都小笠原村の沖合)周辺の海底には、EV(電気自動車)などに使われるレアアース(希少金属)が大量に眠っているとされています。今回の会談では「作業部会の設置・情報共有」にとどまりました。
総理は「まだ採掘技術の研究開発段階にある」として、今は専門家同士の情報共有が適切だと説明。商業化への具体的な見通しは示されませんでした。
日本は原油の多くを中東から輸入しています。今回の会談でアラスカ産原油の調達拡大が話題になりましたが、峰島議員は「現在の生産能力では中東を代替できないのでは」と指摘しました。
高市総理も「現時点で日本がアラスカから調達可能な量は不十分」と認め、他地域からの調達多様化と組み合わせる考えを示しました。
峰島議員は「米国側のファクトシート(公式説明文書)には『日本市場への農産物アクセス改善』や『対日投資審査体制の強化』などが書かれているのに、日本の外務省発表には載っていない。合意した内容は何か」と追及しました。
高市総理は「米国が単独で発出した文書であり、逐一コメントするのは控える」と述べるにとどまり、内容の食い違いについては明確な説明がありませんでした。