【全文】衆議院 文部科学委員会 質疑/広報本部長・河合道雄(2026年6月3日)の要約
河合道雄議員が衆議院文部科学委員会で著作権法改正案(店舗BGMの二次使用料)について質疑をしました。
著作権法の改正案をめぐり、チームみらいの河合道雄議員が衆議院・文部科学委員会で質疑に立ちました。テーマは「お店でBGMを流すときの音楽使用料」をどう制度化するか、です。
お店でBGM(背景音楽)として商業用CDや配信音楽を流すとき、今の法律では楽曲の作詞・作曲家への著作権料を払う仕組みがあります。今回の法改正で、新たに演奏家(実演者)とレコード会社(レコード製作者)への「二次使用料」を払う義務が加わります。
お店の側からすると、支払い先が増えるだけでなく、別々の団体に別々の手続きが必要になるのが大変です。河合議員は「手続きが面倒で音楽を流すのをやめてしまうお店が出れば、文化振興の観点から本末転倒だ」と指摘しました。
河合議員は、①徴収窓口を一本化すること、②電子決済による申請・支払いを可能にすること、③既存の音楽著作権管理団体との連携、の3点を政府に求めました。
文化庁の日向次長は「法案成立後に指定団体が具体的な方法を検討する。BGM業者経由での支払いや電子決済ワンストップを可能にするよう、必要な助言を行う」と答えました。
地域の小さなカフェや非営利のイベントなど、規模の小さい事業者への配慮も大きな論点です。文化審議会の報告書は「小規模事業者への減免措置を検討するよう」求めていますが、最終的には指定団体が作るルール(規程)次第という状況です。
松本文部科学大臣は「利用者との協議がまとまらない場合、文化庁長官が裁定できる仕組みがある。審議会の指摘が極力反映されるよう、適切に対応する」と述べました。
集めた二次使用料を各権利者に分配するには、「どのレコードが実際に使われたか」を把握する必要があります。現状では全店舗で完全把握は難しく、一部のサンプル(抜き取り)調査で推計する方法が想定されています。
河合議員は「サンプルに入らなかった曲、とりわけ中小独立系のアーティストの音楽が本来より少ない分配になる恐れがある」と指摘しました。
文化庁は「自動音声認識技術(AIが流れている曲を自動で識別する技術)の活用を検討するよう指定団体に助言する」と応じました。デジタル技術で把握精度を上げ、小さなレコード会社の権利者にも正確な分配が届くかが今後の鍵です。