2026年6月3日·衆議院·委員会·決算行政監視委員会
【全文】衆議院 決算行政監視委員会 質疑/小林修平(2026年6月3日)の要約
会話形式(原文ベース)
- 小林修平皆さま、おはようございます。チームみらいの小林修平でございます。本委員会では、初めてに立たせていただきます。本日は、質問の機会をいただき、誠にありがとうございます。 令和6年度の原油価格・物価高騰対策、これら使用につきまして、賛成をいたします。その上で、に入らせていただきます。 まず最初に、決算の振り返りの時期についてお伺いをいたします。 正直な感情を申し上げますと、これから使う予算について考えることはわくわくをいたします。一方で、すでに使われた予算を振り返るということについては、使った後の話でありますから、必ずしもわくわくはしないかもしれません。しかしながら、使われたお金が適切であったかをきちんとレビューすることは、次の予算をより適正なものにするために大切であり、まさしくこのが存在する意義だと考えております。 民間企業であれば、決算は毎年必ず行うものです。事業年度末から原則2か月以内に決算書を提出することがでも定められておりますし、記憶の新しいうちに振り返りを行うということは大事であると考えます。 一方、私たちが本日議題としておりますのは、令和6年度のについてであり、すなわち、1、2年ほど前の話をしているわけでございます。 民間企業と国の決算を同列に語ることは金額の規模などから考えましても難しいということは当然理解をしております。しかし、お金が使われてから1年以上経過した後に振り返っても、時間が経ち過ぎていることによって、もう過ぎたことだと熱が冷めてしまうのが人間というものではないでしょうか。本来は、できるだけ間を置かずに振り返り、その結果を次の予算編成に速やかに生かしていくことが重要ではないかと考えます。 また、予算の使われ方を精査すること、おかしな点を指摘することも、監視する観点で非常に大事でございますが、どうしたらこの反省を、次の予算はもっといいものになるだろうかと、あしたについて考えていくことも併せて大事でありますから、いずれにせよ、振り返りは早いにこしたことはございません。 そこで、財務大臣にお伺いをいたします。 委員会を開くことは政府ではなく国会であることは承知をしておりますが、決算を速やかに振り返り、その反省をできるだけ早く次の予算編成に生かしていくこと、この重要性について大臣のご認識をお伺いいたします。
- 片山さつき 財務大臣まず初めに、国会にご提出した決算をご審議いただく具体的な日程などは、あくまで国会においてお決めいただくものでございますので、そのように承知した上で、決算の結果や国会における議決内容などを予算編成作業に適切に反映し、予算の効率的かつ適切な執行につなげていくという、いわゆる、これを回すということは非常に重要であると考えております。 こういう考えの下、政府としては、決算の早期提出の要請に対応するとともに、決算結果や国会における決議などについて、その個別の指摘事項を次年度以降の予算に反映し、講じた措置を国会へ報告する、そういう適切な対応に努めておりますところでございます。
- 小林修平大臣のおっしゃられるとおり、、プラン・ドゥー・チェック・アクトのサイクルを回すことは非常に重要であると考えております。 続いて、予算の使い方についてお伺いをいたします。 令和5年度、令和6年度を振り返りますと、政府は、パンデミック、物価高、災害など、不測の事態に対してを活用しながら、大規模かつ機動的な財政対応を行ってまいりました。たとえば、令和5年度には、目的を限定しただけで5兆円規模が措置されております。また、令和6年度のも1兆円規模で計上されたと認識をしてございます。 つまり、政府は、不測の事態に対しては数兆円単位で備え、必要に応じて機動的に財政対応を行うことができてございます。もちろん、国民生活や経済を守るため、必要な財政対応を行うこと自体は当然必要であり、これを否定するものではございません。 一方、私が問題意識として申し上げたいのは、予見できないものには大きく備えている一方で、一定程度予見できる未来への投資については、で安定的、計画的に位置づけられず、や年度ごとの判断に左右されがちではないかという懸念でございます。 科学技術、、宇宙開発、教育や子育てといった未来に対しての投資は突発的に生じる支出ではございません。むしろ、あらかじめ必要性が明らかな、この国の将来の成長力をつくる国家戦略でございます。そうであるならば、未来への投資については、に頼るのではなく、で計画的に位置づけるべきであると考えます。 この点については、高市総理も、昨年12月ので、に計上すべきものはで計画的に計上すると述べられておられます。私もまったく同じ考えであります。 さらに、未来への投資はいずれも短期で成果が出るものではございません。だからこそ、でしっかり位置づけるだけではなく、単年度の枠に過度に縛られず、複数年度で見通しを持って支える仕組みが必要ではないでしょうか。財務大臣のお考えをお伺いいたします。
- 片山さつき 財務大臣まず、における、委員のおっしゃる教育を中心とした未来への投資のようなものでございますが、令和8年度予算においても、計画的な予算措置や重要施策への増額というのは行っておりまして、委員のご視点からはまだ不十分かもしれませんが、たとえば、教育費の負担軽減については、これまでも財源を確保しながら幼少期から高等教育段階まで切れ目のない形で取り組んできたところでございまして、令和8年度から、いわゆると呼ばれる制度の拡充につきましても、新たな財源を確保した上で実現することとしております。 また、令和8年度予算における科学技術振興費につきましては過去最高額となる1兆4,378億円を計上しており、基礎研究の充実強化などを図るため、予算全体のめり張りづけを通じて、の大幅な増額、これは対前年度比で101億円の増でございますが、これを行ったところであります。 その上で、ご指摘いただきましたとおり、高市内閣におきましては、政府の予算のを高めるという観点から、毎年度が組まれることを前提とした予算編成と決別し、は緊要性の高いものに限定して、毎年、に計上すべきものはで計画的に計上することとしております。 また、、成長投資によって強い経済を実現するため、の考えに基づく多年度で別枠管理する仕組みの在り方についても現在まさに検討を進めているところでございまして、骨太方針に向けて具体化を進めてまいりたいと考えております。
- 小林修平前向きなごありがとうございます。ここからは、私から具体的な提案を申し上げます。 高市総理はで、を掲げ、公教育の強化や大学改革とともに、科学技術、人材育成への戦略的支援を約束をされました。アカデミックの段階から技術者の育成や基礎研究に力を入れていくことはこれからの日本を支えていく上で極めて重要であり、私もこの所信に強く賛同をいたします。だからこそ、この約束を単年度の枠に縛られることなく、中長期で確実に実現をしていただきたい。 そこで、2件申し上げます。 まず第一に、科学技術、、宇宙開発といった研究開発や先端分野への投資です。これらは成果が出るまでに長い年月を要し、腰を据えた投資が欠かせません。のの加速をはじめ、基金やを活用し、への継ぎ足しに頼るのではなく、で長期にわたり安定的に支える仕組みへ転換すべきです。 第二に、教育と子育て、すなわち人への投資です。未来への最も確実な成長投資でありながら、わが国の公的支出は諸外国と比べると低い水準にあります。これを毎年の予算で増減させるのではなく、複数年度の目標を定め、計画的に大胆に引き上げていくべきです。 これら未来に対して予算を使うという行為は、お金を消費して減らしていくものではなく、将来に向けた投資、やがて日本がもっと豊かになるための国力となっていくものであります。未来の日本がより豊かでもっとわくわくできる社会となるために、積極的な投資を期待するものであります。 そこで、お伺いをいたします。 これら未来へ投資をしていく重要性について、特にアカデミックや基礎研究が重要であると考えておりますので、文部科学大臣にお伺いをいたします。そして、文部科学大臣のごを踏まえた上で、その実現に向けたご決意について、先ほどの質問と重複するかもしれませんが、財務大臣に、それぞれお伺いをいたします。
- 小林茂樹 文部科学副大臣2問併せてお答えいたします。 教育と科学技術、これはわが国発展の原動力であります。その考えの下で、第7期に掲げる投資目標やの公財政教育支出の国際比較なども踏まえながら、未来への投資として教育・科学技術政策の充実を図っていくことが重要と考えております。 文部科学大臣を分科会長とする人材育成分科会において、高校から大学、大学院までを通した人材育成システム改革として、理工・デジタル系分野の人材育成の強化や、の大幅拡充等を通じた科学技術人材の育成、確保などに向けた方策をたところであります。 委員お述べのとおり、計画的に未来への投資を行っていくことが重要と考えております。以上です。
- 先ほども申し上げさせていただいた教育や科学技術への支援の重要性ということはまったくご指摘のとおりでございますので、あえてもう一度は繰り返しませんが、高市内閣におきましては、の下、未来に対する積極的な投資を通じて強い経済を実現することが政策の主眼でございまして、その中で、先ほども申し上げたとおり、に計上すべきものはで計画的に計上する、の考えに基づく多年度で別枠管理する仕組みを導入するといったことによりまして、効果的な予算編成にしてまいりたいと考えております。 ご質問をお聞きする限り、大きな方向性については非常に似ている面もあるというふうに感じましたので、ぜひお知恵もかりながら進めてまいりたいと考えております。
- 小林修平本日申し上げたかったことは、さまざまな未来への投資に対して、で計画的に、そして複数年度で腰を据えて支えていただきたいということでございました。心からお願いを申し上げ、私のを終わります。 ありがとうございました。