いまきたみらい
2026年3月11日·衆議院·委員会·外務委員会

衆議院外務委員会質疑記録の要約

会話形式(原文ベース)

  • 宇佐美登
    皆さま、おはようございます。本日、3.11から15年目の今日この時間をいただくことは本当にありがたいことであると同時に、先ほどの黙祷もそうですけれども、先日の委員会質問でも申し上げたとおり、徹底的にこの復興支援というもの、我々国会の中でも続けて応援をさせていただけたらと思っております。よろしくお願いします。 さて、今回の法案(の名称及び位置並びにに勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案)についてですけれども。茂木大臣が2003年に『日本外交の構想力』という本を執筆をされていて、その中で「」というのをおっしゃっています。私は元々極真空手をやっていたんですけれども、身長でいうと、やはり180、190cmの相手とやっていると、なかなかリーチが違って届かなかったりもするんですね。 そんな中で、茂木大臣の著書でも、大きな力に対して、こちらがそれよりも小さくても、うまく力をずらしていったりというようなことが書かれているわけでございますけれども、こういった、茂木大臣がずっと提唱されてきたなんていうのも含めて、今回の法案についても含めて、茂木大臣からごをいただけたらと思います。お願いします。
  • 茂木外務大臣
    私の本、「日本外交の構想力」をご覧いただいてありがとうございます。23年ぶりの、何というか、23年前の本でありまして、私もその部分をちょっと昨日読み返してみたところでありますけれど、著書にあります「」、これは、ある意味、離れた距離ではなくて相手の懐に飛び込んで、そして共に困難に立ち向かうという形でありまして、私は包容力と力強さを兼ね備えた外交という話をしていますけれど、まさにその包容力に当たる。一定の価値観を押しつけるのではなくて、相手とともにそれぞれの事情に応じてさまざまな協力を行っていくということでありまして、まさに日本らしい外交の在り方、これについて述べたものであります。 こういった観点から、在外職員、その職責、それからそれぞれの任地の状況に応じて、相手のニーズも違っていますから、そういったことをきめ細かく対応して十分に能力を発揮していくことが大切でありまして、そのためには適正な水準の手当を支給することが重要だと考えております。今回の制度改革におきましては、家族構成も違います、赴任形態の実態、これに応じた手当の支給を実現する意義、これは非常に大きなものがあると考えておりまして、こうした見直しも通じて、今後とも、日本外交、宇佐美先生がおっしゃるような形で協力につなげていきたいと思っております。
  • 宇佐美登
    ありがとうございます。本当にいろいろな技が柔道の中でもあるんですけれども、まずは相手としっかりとつながっていないと技もかけられないし、ということを考えたときに、私、外交というのは、いつも言うんですが、左手でいつでもちゃんと握手をしていて、右手はフリーハンドを持ちながらいろいろなことをやっていくのがすごく重要だと思っております。 そんな中で、茂木大臣はこれからもどんどん、どんどん、外交を含めて日本の政治の中心的メンバーだと思うんですけれども、茂木大臣がハーバードにいらっしゃった頃は、エズラ・ボーゲル先生『ジャパン・アズ・ナンバーワン』なんていう本を書いていた時代でもあるかと思います。 それから時が過ぎて、今やは、日本のをドルベースで、この円安で計算すると、何と、カリフォルニア州よりも日本のが少ないという数字が、衝撃的な数字が出てきているんですね。今年もしくは来年にはインドに抜かれて、、日本が5番だというふうに言われているわけでございます。そんな中で、今後の日本の外交とか、今おっしゃった柔道型関与も含めて、茂木大臣からごいただけたらと思います。
  • 茂木外務大臣
    エズラ・ボーゲル教授が『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を書いたのは、たしか1979年だったと思います。私がハーバードにいましたのは81年ですから、若干時間はずれるんですが、それにしても、当時はやはり日本経済は圧倒的でありまして、たとえば東京23区の土地でアメリカ全土が買える、こういう時代でもあったわけであります。 確かに、委員おっしゃるように、日本の経済力は全体でいいますと落ちてきていますけれども、それでもやはり、日本の持っている優れた技術であったりとか、さまざまな力というのはある、こんなふうに思っております。 世界は今、パワーバランスの変化であったりとか、紛争、対立が激化をする、これを受けまして、戦後最も大きな構造的な変化の中にありまして、安全保障環境も一段と厳しさを増しているところであります。そういった中にありましても、もしくはそういった中にあるからこそ、一貫した姿勢を貫く、また原則を貫く、日本に対する期待というのは非常に高いんだ、こんなふうに今考えているところであります。 たとえば、経済外交でいいますと、ルールに基づく体制の維持強化、これには日本は指導的な役割を担ってきました。私も、担当大臣時代に、)、これは、アメリカがから離脱をする、一時もう漂流をしてしまうんじゃないかというのを、日本が中心になってまとめる。また、日米貿易協定、トランプ大統領からは「茂木はタフだ」と言われましたけれども、これもどうにかまとめる。 さらには、日英の)、とうとう妥結に至ったというところであります。国際経済環境、こういったものが不透明感を増す中で、我が国が、については宇佐美先生がおっしゃるような状態であっても、としてリーダーシップを果たしていく、こういったことはますます重要になってくると考えております。
  • 宇佐美登
    おっしゃるとおりでございまして、日本の強みを更に生かしていく、元経産大臣でもあるので、もうお分かりのとおりでありますので、外交面でも日本の強みをしっかりと発揮していただけたらというご期待を申し上げます。 そんな中で、今、中東側の状況でございます。3月9日午後7時25分から、茂木大臣は、アラグチさん、イラン外務大臣と電話会談をされたということで、記者会見等もされておりますけれども、その内容および成果についてごいただければと思います。
  • 茂木外務大臣
    一昨日、イランのアラグチ外務大臣、旧知の仲でありますが、電話会談を行わせていただきました。通信事情が若干悪くて、聞き取りにくい部分はあったんですが、私の言っていることも、アラグチ大臣の立場も、明確に話ができたのではないかなと思っております。 私からは、中東におけます地域情勢の悪化に対する深刻な懸念、これを伝えた上で、事態の早期鎮静化を働きかけました。また、イランによります等の民間施設等への攻撃であったり、における航行の自由および安全を脅かす行為、これを非難し、直ちにこれをやめるように強く求めたところであります。 さらに、イランによります核兵器開発、これは日本として一貫して反対している、こういったことも強調させていただきました。その上で、核問題を含むイランをめぐる諸問題解決に向けて、日本としても、国際社会と連携して、引き続き必要な外交努力を行っていく、こういう旨を伝えさせていただきました。 加えて、イラン国内、拘束されている邦人が二人いらっしゃいます。そしてまた、も、若干人数は減りましたが、200人弱の方がいらっしゃるということでありまして、安全確保の要請をしたところであります。アラグチ外相からは、イランの立場について説明がありまして、また、の安全確保については全面的に協力する旨の発言がありました。アラグチ大臣とは、今後も引き続き、意思疎通を継続していく、こういうことで一致を見たところであります。
  • 宇佐美登
    今お話に出てきた、拘束されている邦人について、先日ので二人ということになっていますが、その二人の皆さんは、ご家族と連絡が取れているのだろうか、健康状態はどうだろうか、食事は取れているのだろうかと、とても心配をしているところでございますが、何か情報があったら、ごいただければと思います。
  • 茂木外務大臣
    現在、イランにおいて拘束されている二人、28日以降も連絡は取れておりまして、現在安全であること、そして健康状態に問題がないことを確認をしております。 先ほど申し上げたように、イラン側には早期解放を強く求めているところでありますが、引き続き、拘束されている邦人本人、さらに御家族等関係者と連絡を取りながら、できる限りの支援を行っていきたい、こんなふうに考えております。
  • 宇佐美登
    ありがとうございました。大臣は、ということですので、ご退席いただいて結構でございます。 最後の質問ですけれども、こういった状況の中で、に対して、特に渡航者にどのような情報提供をしているのか。これは非常に重要な局面だと思っておりますので、この点についてお答えいただければと思います。
  • 上田大臣官房参事官
    お答え申し上げます。今般の事態の発生後、直後に、外務省においては、外務大臣を本部長とする緊急対策本部、また、イランおよびイスラエルでも現地対策本部をそれぞれ立ち上げまして、ホームページ、SNSなどを通じまして、たとえば、スポット情報、広域情報の発出、渡航中止勧告や退避勧告といった危険情報の引上げ等、広く一般に注意喚起、情報発信を行ってきてございます。 また、現地情勢については、中東地域のから定期的に、安全情報や、空港、フライトの状況を、随時、情報発信をさせていただいております。 また、こうした情報発信につきましては、在留届の提出者、あるいは「」の登録者に向けて発信するとともに、外務省、ホームページ、SNSにも広く掲載しまして、在留届の未提出者、及び、「」未登録の渡航者に対しても、広く周知するように努めております。 「」は、海外における命綱と考えております。「」に登録いただければ、現地のからタイムリーに最新情報を受信できるようになります。LINEでも登録可能になってございますので、海外渡航の際には、渡航先のみならず、トランジット先も含めまして、ぜひ「」への登録をお願い申し上げたいと思います。引き続き、と連携しながら、安全に関わる現地の情勢や邦人のニーズを踏まえつつ、に万全を期す所存でございます。
  • 宇佐美登
    時間が参りましたので終了いたしますけれども、今回の法案によって、の皆さんたちも働きやすい環境をしっかりとつくっていただけたらと思っております。ありがとうございました。