いまきたみらい
2026年7月10日·参議院·委員会·デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会

【全文】参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 質疑/党首・安野貴博(2026年7月10日)の要約

安野貴博議員が参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会でGSC構想の審査方式や人材登用について質疑をしました。

2026年7月10日、参議院の特別委員会で、チームみらいの安野貴博議員が「GSC(グローバル・スタートアップ・キャンパス)」という新しい研究拠点づくりの法案について質問しました。GSCは、量子コンピューターやバイオ、核融合エネルギーなど、成功すれば社会を大きく変えるけれど失敗するリスクも高い「ディープテック」と呼ばれる技術に、国が思い切って投資するための拠点です。

どんな話だったの?

安野議員は構想の方向性自体には賛成した上で、「本当にハイリスクな挑戦者を選べる審査の仕組みになっているか」「研究者が事務作業に追われず研究に集中できるか」という2つの視点から、政府に具体的な設計を確認しました。

「平均点」で選ぶと挑戦者が消えてしまう

今の研究支援でよくあるのは、複数の審査員が点数をつけて平均で選ぶ方式です。しかし革新的なアイデアほど評価が割れやすく、平均を取ると無難な案ばかりが残ってしまいます。安野議員はアメリカの研究機関DARPAやデンマークの財団の事例を紹介し、「平均点で機械的に選ばない」「リスクの高さそのものを減点しない」設計を求めました。政府側(木村政府参考人、小野田内閣府特命担当大臣)は、将来性を見極める目利き力のあるベンチャーディレクター中心の審査にする方向で検討すると答えました。

失敗を恐れない評価の仕組みへ

ハイリスクな投資は当然、失敗も増えます。安野議員は、個別の失敗で担当者や機構を責めてしまうと挑戦しにくくなると指摘し、拠点全体を「ポートフォリオ(投資の組み合わせ)」として捉え、全体の成果で評価すべきだと主張しました。政府もこの考え方を運用の原則にしたいと答弁しています。

人材確保と事務負担の軽減も課題に

世界水準の人材を集めるための報酬の柔軟化、現場責任者への権限の委譲、申請書類の簡素化や資金提供までのスピードアップも議題に上がりました。政府は、海外の高速な資金提供の仕組みなども参考にしながら、制度設計を進める考えを示しています。