いまきたみらい
2026年7月15日·衆議院·委員会·外務委員会

【全文】衆議院 外務委員会 質疑/宇佐美登(2026年7月15日)の要約

会話形式(原文ベース)

  • 宇佐美登
    皆さま、おはようございます。最後の質問でございます。 このも、3月から、茂木大臣に忙しい中ずっとお越しいただき、をさせていただきました。本日も質問の時間をいただきましたことをお礼申し上げます。ありがとうございます。 特に、一般というのがなかなか時間設定できない中で、与野党の筆頭理事、そして委員長、また委員部の皆さま、あらゆる皆さまのご協力の下、今日質問ができること、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます。 本日は、今から50年前に、日本とオーストラリアがを署名してからちょうどこの6月で50年でございまして、私、今、こっち側にバッジ、パスポくんのバッジがなかったのでこのバッジというわけではないんですが、日豪50周年ということで、昨日、次期駐日大使、アンドリュー・シーラーさんと日豪議連でもお話、意見交換もさせていただきました。シーラーさんは長官をオーストラリアでやってこられたということで、この方が日本に大使として来られるということは、そういったの部分を含めて、オーストラリア、という意味でもそうですし、オーストラリアとのバイの関係でも非常に濃い関係にこれからさらになっていくのかなという気がしているところでございます。 そんな中で、今日は、先日も申し上げたの、今オーストラリアの開発が非常に進んでいるんですね。そんな中で、その点について特にご質問をさせていただきたいと思っています。 今、オーストラリア、2023年にを策定していて、2030年までに世界的な量子技術リーダーになると言って目標としています。今年6月に連邦政府とクイーンズランド州政府を合わせて、米ドルでいうと6.2億ドル、日本円ですと約1,000億円ぐらいですかね、通じて、世界最大の一つでありますの実用規模なんですが、その建設をブリスベンで着工をしました。これは非常に大きなことでございます。また、同時に、今年の5月にはグリフィス大学でも検証実験室を開設していると。これはシリコン系、というのは何種類かあるんですけれども、シリコン系コンピューターに強いところなんですね。 そういった意味で、オーストラリアの開発も大変進んでいる中で、この前も申し上げたように、というのは、たとえば、防衛、安全保障で考えると、暗号解読という意味では、これまでの“ゼロイチ”のコンピューターをもう圧倒する能力があるのでございますので、ぜひ、ここ、オーストラリアとも組んで、一緒にやってもらえたらなというのが私の一つの思いでございます。 24年、2年前に協力共同宣言、そして今年5月、高市総理がオーストラリアに行かれたときの共同宣言で、「AI・量子・バイオテクノロジー等重要技術の開発を加速する」と明記をされました。そして今年1月には、日本の産総研と向こうの分野の協力覚書も締結済みなんですね。ただ、ここをこれ以上のことも含めて私はやってもらえたらなというふうに考えていますので、ぜひ、共同宣言に明記された量子技術協力について、今どのような共同研究、人材交流などが動いているのか、また今後のをお答えいただけたらと思います。
  • 原 政府参考人
    お答えいたします。オーストラリアにつきましては、量子技術を国家戦略上の重要技術の一つと位置づけてございまして、先ほどご紹介ありましたけれども、政府によるへの大胆な投資でありますとか、あるいは、これに加えまして、への支援などを通じて量子産業の育成を積極的に進めていると承知してございます。 我が国とオーストラリアでございますけれども、アカデミアを中心に長年にわたり量子分野で協力を進めてきてございます。たとえばでございますけれども、慶応義塾大学、それから東京大学、などがオーストラリアの大学研究機関との共同研究などを通じて、継続的な研究協力と人材交流を実施してきているところでございます。 特に近年では、国立研究開発法人に置かれております、略称でございますが、これとオーストラリアのが2026年に協力趣意書を締結してございます。また、富士通とオーストラリア国立大学、この二者が2024年に量子研究センター設立に向けた覚書を締結するなど、研究のみならず、産業化に向けた連携も進展しているところでございます。 また、これも先ほどご紹介いただきましたけれども、本年5月の協力に関する日豪共同宣言におきまして、量子技術は重要・の一つとして位置づけていただいているところでございます。この中で、今後の協力強化の方向性が確認されたところでございます。現在、この共同宣言に基づきまして、我々とオーストラリア政府との間でより具体的な協力内容について調整しているところでございます。 今後も、研究、人材育成、それから研究製造のインフラの相互活用、強靱化等の幅広い分野について協力関係をさらに深めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
  • 宇佐美登
    ありがとうございます。ぜひ、積極的に日本からも進めていっていただきたいと思います。 さて、これは一方で、このを使った、1,000キロ以上の)リンクというんですが、中国ではもう実現してしまっているんですが、日本ではまだここができていないと。この中国で、大陸間で鍵、お互いの暗号キーの共有を実証し、先行しています。 そして、ヨーロッパも、といって、今年末から来年頭にその衛星を使って量子間の連絡をするという通信をやろうとしているわけですが、この分野で、たとえば、オーストラリアと日本の関係がこれまで以上に濃くなっている中で、南半球に地上局を有して、日本の、これから打ち上げというような話が出てくると思いますが、こういった中で、地理的に補完できる位置にあると私は思っているんですね。 ですので、ぜひ、このについて、オーストラリアの地上局を活用した日豪共同実証や地上局ネットワークの連携を検討してもらいたいなと思っていますが、いかがでしょうか。
  • 桐山 政府参考人
    お答えを申し上げます。衛星通信の重要性が高まる中、安全な通信の確保の必要性も高まっていると認識しております。こうした中、は、距離によらない堅牢なセキュリティ網を実現するものであり、その実現に対する期待が高まっております。 総務省といたしましては、につきましては、による研究開発支援を推進しております。2029年度にを行うための衛星を打ち上げることと予定しております。 委員ご指摘の日豪における共同実証、地上局ネットワーク等の連携につきましては、現時点では具体的な取り組みはございませんが、総務省といたしましても、に向けまして、豪州などのとの連携も含めまして、必要な取り組みを検討してまいりたいというふうに考えてございます。
  • 宇佐美登
    委員の皆さまにおかれましては、4月に私がというAIのお話を申し上げたとき、何だろうそれはと思われた方も多かったかと思いますが、あっという間にこの3か月で世界を動かしている。安全保障も金融も、右に行ったり左に行ったりというぐらい混乱を及ぼしていると言ってもいいと思います。ですので、このAIとデータセンター、そして、将来的に、近い将来、の組合せの中で安全保障とか防衛とかも考えていくことになるんだと思います。 一方、たとえば、今回、ウクライナが、有線、これまではドローンといえば無線で飛んでいると思っていたところを、光ファイバーを使って50キロ、60キロ、やれると。そうすると、ロシア側は、今までは無線を妨害すれば何とかなると思っていたのが、まさか有線で飛んでくるとは思わなかったといったところで、この前も、ロシアの兵士がプーチンに直接、こういったものは早く供給してほしいなんて話が出ていたかと思いますけれども、この最新技術の組合せの中でこの地球上の安全保障、防衛というものが成り立っていると思います。 今、この二つの質問を踏まえて、ぜひ、茂木大臣からも、将来、日豪外相会談とか関連の機会において、この量子技術協力の将来的展望をどのように考えているのか、積極的なごをいただければと思います。
  • 茂木 外務大臣
    このでの毎回の宇佐美委員のご質問を聞きまして、さすが理系出身だな、こんなふうに思っているところでありますが、今日は量子ということでありまして、AI、量子を始めとする先端技術の急速な発展によりまして、科学技術と経済の近接が加速するのみならず、的緊張の高まりによりまして、これらが外交、安全保障政策と密接に結びついてきているところであります。 もう、豪州とのこの量子に関しましてさまざまな研究交流等々については、今、のほうからもがあったところでありますが、本年5月の総理のオーストラリア訪問時に発出しました協力に関する日豪共同宣言、これも契機としながら、今後も、さまざまな外交の機会を捉えながら、量子分野における日豪協力、さらには連携の深化につなげていきたい、こう考えております。
  • 宇佐美登
    ありがとうございます。茂木大臣とのやり取りの中で、本当に茂木大臣の知的レベルの高さはもうみんなが共有できて、なおかつ、すてきなキャラクターというのもたくさん見せていただくことができました。 恐らく今国会の中で、延長がなければ、最後の、私、質問ですが、この間の国会の中で、また、大変な中東状況、そして、ロシア、ウクライナの問題の中で、茂木大臣を含めて、外務省の皆さま、本当に寝る間もなくやってきたかと思いますけれども、最後に一言、茂木大臣から、総括的な、この国会を終えようとする中でのご感想、思いがあったら、いただければと思います。
  • 茂木敏充 外務大臣
    国会会期末、これも、会期末は今週金曜日ということになっておりますが、さまざまな形で、外務省が提出させていただいた法案、条約、協定について、真摯にご議論いただいて、そのすべてについて成立させることができた。まずもって、心から感謝を申し上げたいと思っております。 さらに、さまざまな角度から示唆に富むご質問をいただきまして、我々にとっても勉強になる、こういったことも多かったな、こんなふうに考えておりまして、まさに、国権の最高機関、そして国民を代表する委員の皆さまからこういった機会を与えていただいたことに対して、あらためて心から感謝を申し上げます。
  • 宇佐美登
    これで質問を終わります。どうもありがとうございました。