いまきたみらい
2026年4月16日·衆議院·委員会·農林水産委員会

【全文】衆議院 農林水産委員会 質疑/林拓海(2026年4月16日)の要約

林拓海議員が衆議院農林水産委員会で農業のイノベーション推進と農林水産統計のデジタル化について質疑をしました。

チームみらいの林拓海議員が、2026年4月16日の衆議院農林水産委員会で質疑に立ちました。テーマは大きく2つ。オランダに学ぶ「食と農のシリコンバレー」づくりと、農林水産の統計調査をどうデジタル化していくか、という話です。

フードバレーってなに?

フードバレーとは、オランダのワーヘニンゲン市を中心に広がる、食と農の研究・ビジネスが集まったエリアのことです。IT分野でいう「シリコンバレー」の食農版、とイメージすると分かりやすいです。

  • 科学者が約1万5千人
  • 食品関連企業が1,400社以上
  • 公的な研究機関も20ほど集積

この小さな国が農産物の輸出額で世界トップクラスになっている背景には、研究と産業が近い場所で連携している仕組みがあります。林議員は「日本もこの仕組みを参考にすべきでは」と問いかけました。

日本とオランダ、どれくらい差があるの?

政府参考人(堺田技術総括審議官)からは、オランダは農業予算の約22%を研究開発に回しているのに対し、日本は約6%にとどまるというデータが示されました。4倍近い差があるということです。

鈴木憲和農林水産大臣は、予算の額だけでなく「どこに重点的に投資するかという戦略性」と「大学などに眠っている研究成果を実際の産業に活かすこと」が大事だと答弁しました。単純にお金を増やせばいい、という話ではないということですね。

農業の統計調査、いまどうなってる?

もう一つのテーマが、5年に1度実施される「農林業センサス」などの統計調査のやり方です。これまで調査員が一軒ずつ訪ねて配る方法が中心でしたが、今は郵送やオンラインでの回答も並行して受け付けています。

  • 2025年の調査でオンライン回答率は18.0%
  • 前回より10ポイント以上アップ
  • スマートフォンから回答できるようになったのも大きい

農家の高齢化が進むなかで、いかに負担を減らして正確なデータを集めるかは、これからの農政の土台になる話です。

これからどうなる?

林議員は「オンライン化をさらに進めるべき」と提案。鈴木大臣は「オンラインを原則」としていく方針に理解を示しつつ、農家との対面のコミュニケーションにも独自の価値があると答えました。

研究開発への戦略的投資と、行政のデジタル化。この2つは、日本の農業が世界と戦っていくための足腰を鍛えるテーマです。地味に見えて、食卓の未来に直結する質疑だったと言えそうです。