いまきたみらい
2026年4月17日·衆議院·委員会·内閣委員会

【全文】衆議院 内閣委員会 質疑/幹事長・高山聡史(2026年4月17日)の要約

高山聡史議員が衆議院内閣委員会で国家情報会議設置法案について質疑をしました。

チームみらい幹事長の高山聡史議員が、衆議院内閣委員会で「国家情報会議設置法案」について質疑を行いました。AIなどの先端技術を理解した専門人材をどう確保するか、各省庁の情報をどうまとめ、人権をどう守るかという、これからのインテリジェンス(情報収集と分析)のあり方を問う議論です。

どんな話?

「国家情報会議」とは、外務省・防衛省・警察庁など複数の省庁が持つ情報を集約・分析する司令塔をつくる新しい仕組みです。実務を担う「国家情報局」も新設される予定で、その関連法案がいま国会で審議されています。

高山議員は3つの角度から政府を問いました。

  • AI時代に必要な専門人材をどう集めるか
  • 警察庁の情報部門の体制をどう強化するか
  • 各省庁の情報をどう標準化し、人権をどう守るか
なぜAI人材が大事?

高山議員は、海外の最新AIモデル(米Anthropic社の「Claude Mythos Preview」など)が、わずか数週間で主要なOSやウェブブラウザに数千件もの脆弱性(セキュリティ上の弱点)を見つけてしまった事例を紹介しました。

これほど高度な技術を評価したり、悪用される影響を読み解いたりするには、従来の情報分析官では手に負えない——だから国家情報局には、これまでとは桁違いのAI人材が必要だ、という問題提起です。

総理はどう答えた?

高市早苗総理は前向きに応じました。要点は次の通りです。

  • AIをはじめとする先端技術人材を、政府としてスピーディーに確保したい
  • 民間企業との待遇差という課題はあるが、克服に取り組む
  • 中途採用や年齢制限の撤廃など「能力主義」での採用を進めたい
  • 専門職向けには、研修方法や給与表(俸給表)も柔軟に見直す方向で検討中

「いましばらくお時間をください」と踏み込んだ答弁で、制度設計を急ぐ姿勢を示しました。

警察庁の情報部門はどうなる?

あかま二郎国家公安委員長は、サイバーや国際テロといった分野で警察庁の役割が重みを増しているとし、専門人材の育成と民間からの中途採用を「さらに推し進める」と答えました。

高山議員は「採用の進捗を、公開できる範囲で可視化してほしい」と要請。情報部門は秘密が多い世界ですが、国民が確認できる説明責任のかたちを残すべきだという指摘です。

情報集約と人権はどう守る?

岡素彦内閣審議官は、各省庁の情報の様式(テキスト、図表、衛星画像など)や秘密区分がバラバラで、まずはフォーマットの統一が課題だと答えました。「可能性が高い/可能性がある」のような曖昧な表現も、共通基準を作っていく必要があるとのこと。

人権面では「個人情報保護法など霞が関共通のルールがすでにある」とし、各省庁が自分の所管の中で適正に運用していくと説明しました。

これからどうなる?

国家情報会議の設置は、AI時代の安全保障に対応する大きな制度改革です。技術についていける人材をどう確保し、その活動が国民の人権を侵害しないよう歯止めをどうかけるか。今後の議論で、具体的な人事計画や情報の取り扱いルールが示されるかが焦点になります。