2026年4月22日·衆議院·委員会·外務委員会
【全文】衆議院 外務委員会 質疑/宇佐美登(2026年4月22日)の要約
会話形式(原文ベース)
- 宇佐美登チームみらいの宇佐美登でございます。今日もまた質問のお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。 まず最初に、昨日の自衛隊での事件、事故がございました。亡くなられた3人の方に心よりお悔やみ申し上げると同時に、けがをされた方にも本当にお見舞い申し上げたいと思います。また、ご家族の方も、まさかこんなことが起きると思っていなかったと思いますので、本当に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、冒頭、やはり中東情勢なんですけれども、先ほど中道の先生からもご質問がありましたけれども、日夜を問わず、茂木大臣もご苦労されているかと思いますけれども、最新の情勢について一言いただければと思います。
- 茂木外務大臣先ほど金城委員のご質問にもお答えをしたところですけれども、米国時間でいいますと、昨日21日に、トランプ大統領、議論の何らかの形での決着があるまで停戦期間を延長する、こういった旨を発表したところであります。 少なくとも私がこの委員会に出るまでの時間では、イラン側からこれに対する反応があったという話は聞いていないところでありますが、なかなかこの協議について、いつ、どういう形で行われるかということについては非常に不透明な状況であるのは間違いないと考えております。また、についても、関連の動向、イランの封鎖といいますか、またアメリカの対抗措置等々も含めて、引き続き重大な関心を持って注視をしていきたいと考えております。 何度もで恐縮ですけれども、最も重要なことは、今、の航行の安全確保を含めて事態の鎮静化が一刻も早く実際に図られるということだと思っておりまして、米・イラン間の協議が再開をされて、話し合いを通じて最終的な合意に達する、これが最も望ましい策なんだと思っております。 それ以外のよいシナリオというのは少なくとも私には思い浮かばない、こんなところでありまして、日本としては引き続き、米、イランはもちろんではありますが、その協議を後押しするとともに、パキスタンをはじめとします、本当に外交努力、頑張っているなと私もそれぞれの外務大臣と話をしながら感じているところでありまして、こういったの外交努力を後押ししたり、また、国際社会で緊密に連携しながら、引き続き、積極的な日本としても外交努力を続けていきたいと思っております。
- 宇佐美登ありがとうございます。大臣はもとより、職員の皆さんたちも本当に、もう長い期間になっております。お体の方、お気をつけいただいて、引き続き粘り強い交渉をお願いしたいと思っております。 さて、今回のについてなんですけれども、内容そのものについては皆さんから多くの議論をいただき、さらには、先ほどもの後の実効性の担保についても議論がありました。 理事会でちょっと提示をしていなかったので、口で申し上げますけれども、実は、外務省さんのホームページ、すごく充実をしていまして、特に日本企業支援という項目があって、その中で、外務本省への相談というのがあって、わかりやすいんですよ。海外でのビジネス展開について相談したいとかいうところがあったり、もう一つ、海外拠点から第三国市場への進出について相談したい、たとえば、ヨーロッパに日本の会社が行っています、そこからアフリカに展開したいなんていうときにも、わかりやすいんですね、すごく。これはぜひ、日本の企業の皆さん、そして我々国会議員も含めて、外務省さんのご努力をしっかりと見て、そしてまた、使わせていただければなと思っております。 そんな中で、実は、現地での日本企業の海外進出、投資をサポートするということで、やという方々がいます。それぞれの役割、これまでの取り組み、成果はいかがか、ということをからお願いします。
- 股野経済局長お答え申し上げます。外務省は、従来から、関係省庁とも協力しながら、さまざまな手段を用いて日本企業の国際競争力向上の後押し、さらには、海外のビジネス環境整備に努めるとともに、現地のにおいて、これを指名し、個々の日本企業等の活動を支援してきております。これは、まさに先ほどもございました、締結後のフォローというものも含むものでございます。 また、一部の公館では、を指名しております。これは、すでに海外に進出済みの日本企業による第三国市場への進出と、国境を越える活動を効果的にサポートすることを目的として指名しております。 およびは、具体的には、一つには、現地および第三国の政治、治安情報、規制状況の情報提供、さらには、不当な税の支払い要求やビザ許認可証の発給、ライセンスの更新等に関する各国政府への働きかけなどの日本企業からの個別相談や支援依頼に日々対応しておりまして、その数は全世界において年間で5、6万件対応しているところでございます。引き続き、関係省庁と連携し、民間企業等と意思疎通しながら、日本企業の海外展開を支援してまいりたいと思っております。
- 宇佐美登これは、5、6万件とおっしゃいますけれども、ものすごいことだと思います。そんな中で、実は、この以外にも、という方がいらっしゃるんですね。これはどのような基準で専門官を配置しているのかなどについてもお答えいただきたいと思います。
- 股野経済局長お答え申し上げます。ご質問のの制度につきましては、我が国にとって重要な資源国との間の包括的かつ互恵的な二国間関係の構築、強化、これを図るべく、エネルギー、鉱物資源の安定供給に関するの体制強化を目的として平成25年2月に導入されております。 この専門官につきましては、世界的な鉱物資源確保の競争の激化、国際的なエネルギー需給構造の変化がある中で、エネルギーや資源の埋蔵状況、さらには、日本企業の進出状況など、さまざまな例を踏まえて配置するを決定しております。現在、53か国に延べ60公館におきまして、この専門官を指名し、エネルギーや鉱物資源に関する情報の収集、集約、分析、さらには、民間企業、関係機関等との連絡調整を緊密に行うなどの活動を行っているところでございます。
- 宇佐美登非常に重要なお仕事だと思っていますが、今回の4つの協定の中にも、こういった鉱物資源をもっている国々があるわけですけれども、今回、特に私の注目は、タジキスタンの鉱物資源なんですが、ここについてお答えをいただきたいと思うんですが。 その中で、もう先んじて言いますけれども、先ほども大臣でもございましたけれども、という半金属があるんですね。これはというところで、私、理系なので、化学記号で言うと で、原子番号51なんですね。その18個上がヒ素になるんですけれども。この半金属、このの特徴およびタジキスタンの生産量と世界シェア、併せてお答えいただけたらと思います。
- 田口大臣官房参事官ご申し上げます。委員ご指摘のとおり、はタジキスタンの主要な資源の一つでございます。ご指摘のとおり、の一つでございまして、用途といたしましては、特に樹脂に添加して難燃性を高める等が主な用途であるというふうに承知をしてございます。 その生産量でございますけれども、タジキスタンにおけるの2024年の生産量は約17,000トンでございまして、世界第2位のシェアでございます。
- 宇佐美登ありがとうございます。これは17,000トンで世界2位ということで、1位が中国なんですね。このは実は日本でも以前はとれておりまして、日本最古の銅銭である富本銭という、683年頃なんですけれども、ここにも使われていたということでございまして、私は太陽光電池を含めての利用価値というのはあるかと思うんですね。ぜひ、そこの点についてもお願いしたいと思います。
- 畑田大臣官房審議官お答え申し上げます。は、難燃性を高める補助材料として、自動車用部品ですとか、また電線等の被覆材に使用されているところですね。それから、そういうことのほか、自動車用のブレーキパッド、それから太陽光パネルなどにも幅広く使用されておりまして、自動車産業をはじめとする我が国の主要産業を支える重要な鉱物であると認識しております。 ご指摘のとおりだと思います。過去には国内でもが採掘されていたわけですけれども、現在はその採掘はされておりませんので、全量を海外から輸入をしている、こういう状況になっております。
- 宇佐美登昨日の事前でお伺いしましたら、基本的に純度の高いものは、もう掘り切ってしまっていて、をとりたいんだけれども、ほかのものがいっぱいあり過ぎてとるのをやめているということでございます。 今、先ほどの話でいうとブレーキパッドなんていうのも、熱が上がってきて燃えないようにということで入れられたりもするんですが、私は、太陽光発電そのもの、という方法もあるんですね。今、政府を挙げて頑張っていただいているというのも、曲がったりしてすごく便利なんですね。今、ふだん、この国で広まっているシリコンの電池の上にペロブスカイトで(積み重ねる)といってやると、また、発光、発電効率が上がっていくなんていうこともありますけれども。 でいえば、ここも先ほどお話があったように、非常に難燃性が高かったり耐久性が強い、さらには放射線に対しても強いということで、これから、私、どんどん日本も含めて宇宙に行った方がいいなという中で、このを利用した太陽光発電なんていうのも非常に今後価値が出てくると思っています。 そんな中で、今回、によって法的保護は強化されました。次に、実際にの強靱化につなげるために、経産省系ですね、の、通称による探査支援や金融支援を連動させて日本企業の背中を押すべきだし、の強化という意味でもやってもらえたらと思います。いかがでしょうか。
- 畑田大臣官房審議官お答え申し上げます。はまさにご指摘のような業務をさまざまな国で支援を行っているところでございまして、経済産業省としては、日本企業から等のの鉱山開発、また製錬事業、こうした事業への投資に関して相談があった場合には、必要に応じて出資や助成金といったのツールも活用しまして、支援を行いまして、の安定供給の確保につなげてまいりたい、このように考えております。
- 宇佐美登先ほど、木下委員の質問に対して、を壊してシームレスでやっていきたいと、非常に大臣の方から強いお答えをいただいたわけですけれども、まさにそこだと私は思っています。ですから、鉱物の安定供給に向けて、経産省やなどと外務省さん、役所のを排した連携を進めるべきと考えておりますので、外相の見解を伺いたいのと、同時に、今回、せっかく協定も結んでいくわけですから、先ほどの申し上げたをタジキスタン大使館にも配置するべきだと私は考えますが、いかがでしょうか。
- 茂木外務大臣まず、すごいなと思いましたのは、私、化学が大の苦手でありまして、カノッサの屈辱は何年かと聞かれれば、1077年とか、すぐ答えられるんですけれども、の化学番号と言われても、51番というのは初めて聞いたところですけれども。 お答えしますと、エネルギー・鉱物資源の専門官につきましては、世界的な鉱物資源確保の競争の激化、国際的なエネルギー需給構造の変化、また、それぞれの国での日本企業の進出状況等を踏まえて配置するを決めておりますが、ご指摘の在タジキスタン大使館への配置についても、今後、前向きに検討してもいきたいと思っています。また、他の公館への配置についても、現下の状況を踏まえて、不断に見直しを行っていきたいと思っております。 そして、を含みます鉱物資源の安定供給確保は急務でありまして、外務省としても、ご指摘の経済産業省であったり、、たまたま、私が経済産業大臣時代の資源エネルギー庁長官でありました髙原氏が理事長を務めておりますけれども、こういったをはじめ、関係省庁とで取り組んで、と連携しながら、鉱山開発から製錬設備に関わる協力、こういったものを含みます供給源の多角化、これに取り組んでまいりたいと考えております。
- 宇佐美登ありがとうございます。やはり、茂木大臣がそうやってどんどん進めていこうということが各省庁にも波及していくんだと思います。 今申し上げたは、事前で伺ったところ、外務省さんから行っている書記官が半分ぐらいで、半分ぐらいは経産省さんから(大使館などに所属する専門的外交官)で行っている方だとも聞いておりますので、ぜひ、この点も経産省さんと連携しながら、いろいろなところで必要な方だと思いますので、配置をお願いできたらと思います。 今日はどうもありがとうございました。